「週に2回ジムに通っている」
「食事も前より気をつけている」
それでも思ったように体重が落ちない。体型も大きく変わらない。
この状態に入ると、多くの人は努力が足りないのではと考えます。ですが実際は、努力の方向が少しズレているケースが多いのです。
その鍵になるのが、回復力です。

体は壊してから作り直す
トレーニングは、筋肉に刺激を入れる行為です。わかりやすく言えば、体に小さなダメージを与えます。
そしてその後、休養と栄養によって回復し、以前より少し強くなります。
これがいわゆる「超回復」と呼ばれる仕組みです。
つまり、トレーニングそのものよりも、回復の質が体を変えると言っても過言ではありません。
頑張るほど痩せにくくなることもある
運動量を増やしすぎると、体は常に軽いストレス状態になります。
睡眠が浅くなる、疲労が抜けない、食欲が乱れる。こうした状態が続くと、体は防御モードに入り、脂肪を落としにくくなります。
これは意思の問題ではなく、生理的な反応です。
体は「危機」だと判断すると、エネルギーを蓄えようとします。
頑張っているのに変わらない。
その裏では、体が必死に守りに入っている可能性があります。
睡眠は最高のサプリメント
体づくりにおいて、睡眠は軽視されがちです。しかし、成長ホルモンの分泌、筋肉の修復、代謝の安定。これらは主に睡眠中に行われます。
夜更かしが続くと、トレーニングの効果は半減します。
逆に言えば、睡眠を整えるだけで体の変化が加速するケースも珍しくありません。
まずは時間より質。
就寝90分前の入浴、スマホの光を減らすこと。小さな工夫が、回復力を底上げします。
食事制限だけでは整わない理由
食事量を極端に減らすと、一時的に体重は落ちます。ですが同時に、回復に必要な栄養も不足します。
筋肉が落ちると基礎代謝が下がり、結果的に“痩せにくい体”になります。
重要なのは、減らすことではなく、必要なものを入れることです。
特にタンパク質、鉄分、ビタミン類。
これらは回復の土台になります。
休むことは、後退ではない
真面目な人ほど、休むことに罪悪感を持ちます。
ですが、休養は戦略です。
適切なオフを入れることで、次のトレーニングの質が上がります。
常に100点を目指すのではなく、波を作る。これが長期的な変化を生みます。
パーソナルジムで見ているのは負荷だけではない
トレーニング指導というと、重さや回数を管理するイメージが強いかもしれません。ですが実際には、睡眠状況、仕事のストレス、食事内容など、回復に関わる要素も確認しています。
その日のコンディションに合わせて負荷を調整する。
これが、怪我を防ぎ、変化を積み上げるポイントです。
変わらないのではなく、整っていないだけ
努力しているのに結果が出ない。
それは能力の問題ではありません。
体が回復できる環境が整えば、変化は自然に起こります。
トレーニングは刺激。
睡眠と栄養は再構築。
この両輪が噛み合ったとき、体は静かに輪郭を変えていきます。
もし今、頑張っているのに停滞していると感じているなら。
まずは回復力を見直してみてください。
そこに、突破口があるかもしれません。
執筆者:大和市パーソナルジムT-PLUS
トレーナー吉田









